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ふーすてっぷ レビュー

ふーすてっぷ

岬下部 せすな (著)
出版社: 芳文社

タイトルではＦＵなのに見開きではＨＵ？

元暗殺者として育てられた風ちゃんが、色々事情がある子供を集めた施設に預けられるお話です。

単行本に加筆されたカラーページで、風ちゃんが実は暗殺者候補だったことが解ります。てっきり元プロの暗殺者だったのだと思っていました。

暗殺者として育てられていたため、一般常識を知らないまま活きてきたわけですが、風ちゃんは基本スペックが高いので、教育係の鉄平が教えたことをすぐにマスターしますね。

そんな風ちゃんは、後に施設に入園した元諜報員の伝ちゃんのめんどうをみることになります。
伝ちゃんは諜報員の訓練の時、上官によけいなことをしゃべるなと言われていたので言葉をちゃんとしゃべれなくなっている子です。

そんな伝ちゃんとのコミュニケーションを取る風ちゃんですが、彼女は空気とか読んでいないので見当違いの事とかしてしまったりするのですが、ちゃんと伝ちゃんがしゃべれる様になります。

最初入園したころの常識外れの状態から、どんどん風ちゃんが成長していくのがこの作品の魅力ですね。


ところで、カバーを取ると、風ちゃんと伝ちゃんが中学入学となっていますが、風ちゃんが１６才、伝ちゃんが１４才なのに二人とも中学生？


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