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ライジングインパクト レビュー

ライジングインパクト ライジングインパクト
鈴木 央 (著)
(集英社文庫)

二度の打ち切りを迎えることになるとは……


少年漫画では珍しいゴルフをネタにした作品
一度打ち切りになった物の、強い読者人気により再度連載された少年ジャンプでは珍しいと言うか、奇跡の作品としても有名です。

小学生でハーフの少年ガゥエインが恐ろしいくらいすっ飛ばしています。
初心者の時点で300ヤード越え、最終的には平均ドライバー飛距離が440ヤードって、どれだけ人間離れしてるんでしょうか。
ベストスコアも20アンダーとか……。

ジャンプ漫画だからと言ってしまえばそれまでですが、ライバルキャラたちもとんでもないスコアをたたき出しています。


生涯のライバルとも言えるランスロットは70ヤードの距離をパットを一打で決めたり、キャメロット英国校のエース、トリスタンは120ヤードの距離なら確実に決めるとか、尋常じゃなかったりします。
他にも強烈なキャラも多かった作品でしたが、残念なことに再度打ち切りと言う、あり得ないような終わり方をしてしまったことが悔やまれます。
まさにこれから勝負が始まると言った終わり方をしてしまったのは本当に残念でなりません。

キャメロット対グラール・キングダムは是非ちゃんと描いてほしかったです。
四日合計のスコアで順位を決める物だったそうですが、順位はトリスタンが57アンダーで優勝、二位がランスロットで46アンダー、三位がガゥエインとまったくその存在を示すことが出来なかったアルロワが37アンダーとか。

すげえ……。


とりあえず、登場人物の中でも東堂院は好きなキャラですね。
なんだかんだ言ってもちゃんと日本校のリーダーであり、先輩として後輩たちのことも気に掛けていますし、須賀川 紅葉との対決はゴルフ人生を掛けて勝負に出る気合いの入った性格も格好いいです。
まあ、その直後ガゥエインが更にその上を行く飛距離を飛ばしてくれていますが。


最後の-succeed to the force-はガゥエインの子である太陽、ランスロットの娘であるベリーちゃん、そして東堂院の息子、善が登場しています。
この子供たちのお話も見てみたかったですね。

(追記)

リオ五輪で正式種目となったのですが、リアルのゴルフの方が漫画よりある意味凄い記録がゴロゴロあるんですね。

ドラコンで500オーバーが世界の普通って、日本人が400出せばほぼ優勝なのに人種差がありすぎでしょう……。

あと、アルバトロスの上があるなんて初めて知りました。まあメジャー大会では無いようですけれど、五輪で見れたら良いですね。



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