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がんばれ!消えるな!!色素薄子さん 1 レビュー

がんばれ!消えるな!!色素薄子さん 1 がんばれ!消えるな!!色素薄子さん 1

水月 とーこ (著)
(REXコミックス)

兄とホントに血が繋がっているか疑問だ


がんばれ!消えるな!!色素薄子さんは、その存在自体が薄くそこに居ることすら気付かれないと言う主人公、色素 薄子の日常を描いた物語です。

存在自体が薄いため、バスの運転手にはバス停に居ることを無視されたり乗っていることに気付かれず降りられなかったり……果ては修学旅行において行かれたりしてしまう難儀な薄子ですが、親がそんな名前を付けた時点でそうなることは決まっていたのではないかと。

親も何となく薄い感じがするので、家系なのかと思いきや兄の色素 濃蔵は家族全員の存在感を吸収してしまったかの様な濃い人間だったりします。

そんな薄子も大学生になり、喫茶店のバイトをしたりする普通の日常の話ですが、派手さは全くなくともほのぼの感のある作品となっています。

なんだか、雰囲気とテンポを楽しむタイプの作品でした。
薄子も存在が薄いからといって悲観的でもなんでもなく、たとえそのせいで困ったことになったとしても人生を楽しんでいるのが良いと思えるのが良かったです。


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