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われは剣王っ!! レビュー

われは剣王っ!!
芝村 裕吏 (著), 城爪草 (著)
(電撃コミックス)

われは剣王っ！！は、アルファシステム作品と繋がる第６世界を舞台とした作品です。

１４３２００分の１の確率

プロローグ部分から『バカはやめだ、煙草も不良も』とここまでは普通ですが『若宮も』…………『これからは本郷とでも名乗ろうか』って、オイオイどんだけ更正するつもりだと言う芝村イズムな展開です。

この物語は王の資質を持つモノの、剣を殺され失剣者となった玖珂ほむらと、バカはやめたと言っているのに、バカなことはする本郷義明が天下統一を目指すと言うモノになっています。

王と剣、学園では領地を争って日夜戦いが繰り広げられていたりとバイオレンスな設定です。なにしろ新年度三日で新入生の約３割が死ぬか再起不能になるそうですし、残りの７割も、バックに大物がいない場合は軍門に下るほかなしとか。

とは言え、王は領地を持ってこそ剣となる者に力を与えることができるため、領地を奪われたほむらは本郷に力を与えることは出来なかったのです。
しかし、本郷は困った人を助ける、本郷義明（オレ）はそういう人間だ、と言っている良いバカなので１００�sを超える平均台を武器に戦うとか、蜻蛉切を使って城をぶった切るとかとんでもないことをやってのけるので、どれだけ不利であろうとも、決して折れぬ心を持っています。

ところで、この作品は基本的に戦国時代をモデルにしているようなので、有名人と似た存在が沢山登場します。芝村さんの作品なので、おそらく他の世界との関わりとかそういった設定もあるのでしょうね。
本郷は元々若宮だったわけですし、アメリカ精霊王国とか精霊がいるような事をにおわせていますし、是非、続き、もしくは世界観を同じにした小説とか読んでみたいですね。



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