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イース レビュー

イース
羽衣 翔 (著)
(コンプコミックス DX)

コミックコンプに連載された、日本ファルコムの人気作品『イース』を原作とした作品です。

超展開に継ぐ超展開イース

羽衣版イースは一応イースと名乗っているモノの実際には全く別モノとなっていて、ゲームのイメージを持って読むともはや意味がわからないかもしれません。

全七巻と長期連載された作品だったりしますし、やっぱり人気があったんだなと思います。

設定の類似点では主人公の名前がアドル（初期は髪が赤くない）等、登場人物の名前（サラ、ジェバは作者都合で入れ替え）、イースと呼ばれる国がある等が上げられます。

全く別物としては、ほとんど全てと言ってもいいんですけど、アドルとリリアが兄妹だとか、ジェバ＝フィーナだったりとかカオスの極みにいたる展開が舞っていますね。
ソーサリアンネタとかもあったり、中盤からヒロインがフィーナでもリリアでもなくマリアになっていたとか凄い状況が発生したりします。

これだけでもホンの一部なんですけど、ゲームしか知らない人が聞いたら、なんだそりゃと言いたくなるでしょうね。

それでも正直、アレンジしまくりでしたけど最後の方はカオスだった伏線をちゃんと回収（超展開によって）しましたし、お話としてはまとまってますし、面白かったです。

だいたいこの当時のこういったゲーム原作のコミックとかファンタジーものは、こんな超展開な状況もＯＫな雰囲気がありましたし（今じゃ無理でしょうね）これはこれで アリだと思いますよ。



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