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明日の夜明け レビュー

明日の夜明け
時無 ゆたか (著)
(角川スニーカー文庫)

クロックタワー系の怖さがある作品


閉鎖空間で起こる謎の連続殺人の真犯人は……。

これだと、ただの推理物ですが、推理して終わりってわけじゃありません。
お約束と言いますが、最初の時点で犯人っぽい人は犯人じゃないの基本は守られています。登場人物も片っ端から死んでいくので途中で真犯人に気づくと思いますが、気づいたからどうにかなるものではありません。

なにしろ、学校の外へは謎の地震による崖崩れで逃げることができません。
仲間たちと協力したり揉めたりしながら犯人を捜し出そうとしますが、犯人のトラップに引っかかってしまったりもしています。

推理とは言えちょっとファンタジー展開もあるので、この世界のルールの中での推理となります。
読者に与えられている情報から推理するのは正直後半まで厳しいんですけどね。

結局この世界から抜け出るためには、犯人を助け出すことこそが正解と行ったラストになっていますが、これなんてリトルバスターズ?



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