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チキチキ歳時記―チキチキ美少女神仙伝!〈6〉　レビュー

チキチキ歳時記―チキチキ美少女神仙伝!〈6〉

嬉野 秋彦 (著)
(角川スニーカー文庫）

翠艶サマなんて恐ろしい人……

チキチキ美少女神仙伝六巻目となる今作は、前巻までの命がけのバトル展開とはうって変わってギャグ満載の短編集となっています。

一応この巻のメインとなる作品は、麗芳が淑女となって淑芳と料理バトルをすることになる話ですが、翠艶サマの手段の選ばない恐ろしさが見え隠れする話でもありますね。

なにしろ、薬物による洗脳とか余裕で使ってますし。

他にも珠玉の短編ばかりで今まで本編ではあまり崩れなかった太白＆螢惑サマの姉弟もヒドイ状況になったりしてます（この姉弟仲が良いのか悪いのか……）

イカモノの話と花見の話では完全に被害者となっている太白ですが、一応天界の大物なのにいい人すぎます。
たまには姉に本気でブチキレてもいいんじゃないかと思います。

チキチキシリーズ通して唯一の短編集と言うか、本編で足りなかったギャグ分の補完作品とも言えるでしょうね。


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