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クロックワークシリーズ レビュー

クロックワークシリーズ
まん・ましーん―クロックワーク〈1〉
ぶれいくだうん・いのせんす―クロックワーク〈2〉
えんじぇる・すまいる―クロックワーク〈3〉
山本 剛 (著)
(角川スニーカー文庫)

物語はまだ始まったばかりだ……


固定重力で上下関係なく積み上げられた都市、無計画的環境完全都市(ナーコロジー)を舞台にした、機械人間(まんましーん)の少女チッタと最強の三十男シャフトの物語な訳ですが。
多くの伏線を張ったまま終わってしまった作品です。

物語的にはある日突然空から降ってきたチッタを拾ったシャフトが、トラブルに巻き込まれていくのですが、探偵にあるまじき戦闘能力を持っていますので腕力解決が可能となっています。
まあ、ふざけんなー! っていう概要ですが、基本的にシャフト視線の物語でもチッタの成長がメインの話になっているので探偵とかはどうてもいいのかもしれません。

怪盗ザ・カード事件とかも関わっていますし、警察には友人(?)のハマーがいるので探偵としての能力は認められているのかもしれません(いや、腕力の方を見込まれているのかも……)

チッタを創ったテクノや、宗教裁判執行部のリップもも天才だけど、色々考えてちゃんと学校に入れてあげるあたりもシャフトはいいお父さん役ですね。

終盤は急展開な内容において行かれるかもしれませんが、SFありファンタジーありのヒューマン(いや、機械?)ドラマ物としては中々面白い作品です。


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