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てのひらのエネミーシリーズ レビュー

てのひらのエネミーシリーズ
てのひらのエネミー
杉原 智則 (著)
(角川スニーカー文庫)

ダイアンはヒロインじゃなかったのか……?


偶然魔王になっちゃったよ的展開のファンタジー作品です。

ただ、この作品はファンタジーと言っても、すでに中世風の世界ではなく、飛行機などがすでに飛び回る時代に突入しています。
魔法よりも銃の方が強くなっていて、魔法使いは迫害されると言う世界観ですね。

主人公のアウルは勉強熱心な優等生ですが、小心者です。魔王となり、伝説の魔将たちを統べることになってもそれは変わりません。

このアウルも基本的な巻き込まれ型主人公となっています。

まあ、本人自体に特殊な能力が有るわけではないのでしかたないのですけど……。

色々襲われたり、ヒロインたちが危機に陥ったりするのでそれを助けること暗いですかね、彼が有る程度自分から行動するのは。

これを普通のファンタジーとはちょっと言えないかもしれません。魔法対科学的な物語と言うよりは異端な物を迫害するとかそういった、暗い世界観の物語のような雰囲気です。

ところでこの作品のヒロインって結局誰だったんですか?

最初はあこがれていたダイアンかと思っていましたが。
そのすぐ後にある意味戦友にもなる王女のシーラさんとか、ツンキャラのサラとか登場していますが、あの終わり方だと結局だれが本命なのかさっぱりです。
別に魔将ローラナに魔将ゼナがいるんだからどうでも良いのかな?

いや、むしろ師弟エンドでガイツエンドとかあるのかも。




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