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新フォーチュン・クエスト　５　真実の王女(下) 　レビュー

新フォーチュン・クエスト　５　真実の王女(下)
深沢 美潮 (著)
(電撃文庫)
深沢 美潮先生のフォーチュン・クエストシリーズの正式な続編となる作品です。

キットンの魔法炸裂、っておいっ！

前回キスキン国へ着いて王家の塔へ入ったのですが、謎だらけの塔に悪戦苦闘、情報を求めて一旦退却となりました。
そしてヒントを入手しての二回目の挑戦となりましたが、何故かギアさんが居残りたいと言い出します。

それでも王家の証を手に入れるため王家の塔へ向かったパステル達とミモザ姫でしたが、すでに塔へ向かっていたゾラ大臣達と遭遇してしまいました。

塔の中には様々な謎をクリアしないと進めない仕組みになっていたり、スケルトンなどのモンスターも発生しているため、パーティーメンバーがバラバラに別れてしまいました。

パステルはミモザ姫と行動することになりますが、大臣の息子のナレオくんと遭遇してしまいなんだかからかわれている様子Ｗ

何とか合流したモノのダンシング・シミター達にミモザ姫が捕まってしまい大ピンチ、遂にキットンの魔法が炸裂するときが来ました！

バンザイ！！

って、おい。なんですかそれは……。

ギャグかと思われたキットン魔法でしたが、そのバンザイ魔法なる魔法を喰らうと強制的にバンザイしてしまう恐ろしいまほうでした。

持っていた武器も手放してしまううえ、強制硬直させてしまう戦闘中に喰らったら大ピンチな魔法でした。
恐るべしキットン……。

そんなこんなで大臣達から逃げ出したモノの、次のフロアで一つ目の金棘コカトリスと遭遇します。こいつの棘にふれると石化してしまう恐ろしい鶏です
しかも金棘コカトリスと戦闘中に何故か居残ったはずのギアさんが現れ、クレイに攻撃をしかけます。
何とか攻撃を避けたモノのうっかり棘に刺されてしまいどんどんクレイが石化してしまい大ピンチと思ったその時、クレイの持つロングソードが青白く輝き石化解除、しかもギアを操っていた寄生モンスターも一撃で消滅させてしまいました。

もしかしたらこのロングソードはごクレイの曾祖父青の聖騎士クレイ・ジュダの持っていたシドの剣なんじゃないか等と説明がありますが、おそらくそうでしょう。

そして最終局面、屋上で大臣達と三度遭遇、しかし、大臣は自分の味方だと思って契約していた魔女オグマとサムラが召喚した巨大な一つ目ウォーマンモスに捕まってしまい大ピンチ。

大臣側に着いていたキスキン兵士、パステル達が総掛かりで戦いますが相手は巨大な上空を飛んでいるので攻撃が当たらないと言った状況で、パステルのクロスボウで狙うことに、怖ぁ……。

トラップのアドバイスのおかげで見事命中、ウォーマンモスは墜落して撃破されました。

最後に大臣の往生際の悪さがありましたが、ナレオが国王にはなりたくないと反逆したため一件落着。

そして祝賀会へ。
パステルは冒険者を辞めるかどうか悩んでいたことを知った仲間達に冒険者は辞めないことを伝え（トラップ以外）たパステル。

そしてギアさんはダンシング・シミターと旅に出ることになったようで、大人な態度でパステルの前から去って行きました。

うー……ん、最後まで格好良すぎでしたね。






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