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ガンパレード・マーチ episode ONE レビュー

ガンパレード・マーチ episode ONE
ガンパレード・マーチ episode ONE
榊 涼介 (著)
(電撃文庫) プレイステーション用ゲームソフト『ガンパレード・マーチ』を原作とした作品ですが、すでに榊ガンパレと呼ばれるほど人気があるシリーズとなっています。


5121小隊発足秘話


榊ガンパレシリーズは原作とはちょっと設定が変わっているモノの、ある意味原作以上の内容となっています。

まあ、原作が制作途中で発売されてしまうと言った状況だったので仕方ありませんが……。

この『episode ONE』は、速水 厚志が第62戦車学校へ到着した場面から始まります。
原作ほど世界の謎とか、異世界のことにはふれない内容になっていますし、登場人物も徐々に到着してくるので原作を知らない人でも読みやすい内容になっています。

物語の序盤なので、まだ戦争が始まるわけではないのですが、小隊内で起きる問題がいろいろあって大変なことになっています。特に原が石津に嫉妬して虐めるシーンは、なんだか石津も可哀想なんですけど、原も可哀想になってきます。

『episode ONE』からのシリーズはオリジナルキャラも大勢登場しますし、原作以上に面白い作品だと思っています。

(追記)

後に榊ガンパレと呼ばれるシリーズとなる作品ですが、原作はアルファシステム作品にある独自の世界観の影響が色濃く出ていて初見だと世界観がつかめない感じがします。

そう言う意味ではこの小説版は(あくまでガンパレ世界)世界観を理解する上ではかなり分かり易い作品となっていて初心者向けとも言えますね。

(追記2)

最終章突入と言うことで改めて最初から読み直してみましたが、この当時の5121小隊は何というかまだ本当に学生と言ったほうが良い感じでした。

まだ、学園生活の合間に戦争と言った割合なのが、ある意味ガンパレらしさとも言えますからね。
そもそもこの時点ではまだみんなの考え方もバラバラで、軍隊どころか学生としても問題だらけです。なんだか懐かしさを覚えてしまいますね。



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