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ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦 レビュー

ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦
ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦
著 榊 涼介 (著), 芝村 庸吏 (著)
(電撃文庫)
『ガンパレード・マーチ―もうひとつの撤退戦』は5121小隊の九州撤退戦の裏で起きていたもう一つの撤退戦の話です。


本田・坂上コンビ最強!


九州撤退戦の時に起きていたもう一つの撤退戦を含む、短編集となっています。

メインは5121小隊の後輩たちの撤退戦となるのですが、話的には来須、瀬戸口が主役の幻獣領へ潜入する話の方が重要だったりしますね。

こっちの方が、後々の重要キャラが登場する話になっていますね、和平派の共生派が登場しますし。

荒波小隊の話は滝川が助っ人に登場するのが良かったです。この話で滝川機が黄色に塗られることになるんですよね。

メインの撤退戦は坂上と本田先生コンビが活躍しています。

人型戦車『X』がここに居た理由はよくわからないのですが、どうやら対陸戦で使用されていたようですね。
ガンパレの裏っぽい話が結構多くなってきた作品となっています。
とは言っても本来の設定に比べれば大したことはないのでわかりやすいですが……。


(追記)

熊本帰還のお話の後にこの話を読むとどれだけ絶望的だったかがわかります。

特に軍隊で上からの指示が途絶えた時の恐ろしさは洒落になりません。

訓練も中途半端な学兵ならなおさらです。これ、どれだけ当時の軍部が学兵を使い捨てにしようとしていたのかがわかります。

一応海にも幻獣はいるから自力での脱出は難しいでしょうし、この後山口まで進行されるので、かなり大回りしないと脱出できない状況だったんですね。



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