comi cafe

火魅子伝〈1〉  レビュー

火魅子伝〈1〉
火魅子伝〈1〉
舞阪 洸 (著)
(富士見ファンタジア文庫) ゲーム、コミック、アニメ等メディアミックス作品として展開されている火魅子伝の小説版です。


九谷はきっとKOEIファン


アニメは完全に失敗、コミックは一巻で終わり、ゲームは今ひとつと、ちょっと残念なメディアミックス作品となってしまった火魅子伝の中で最も長く続いているのが小説版です。

基本的な初期展開はゲーム版に近い感じで、主人公の九谷がタイムスリップしてしまい3世紀頃の九洲(パラレルワールドなので九州ではない)で火魅子候補を探し出し、滅亡してしまった耶麻台国を復興指せなければならないことになってしまいます。

その辺りは同じですが小説版だと九谷の戦闘能力は一般人並(時折すごい能力を見せるが基本的には)なので、ただ長距離を歩くだけでもいっぱいいっぱいな状態だったりしますね。ゲーム、アニメ、コミック版だと恐ろしく強くなるんですけどね。

なので最初は九谷をこっちの世界へ引きずり込んだ天魔境の精キョウと二人旅です。
キョウは九谷が現代人であることを知っているので唯一、九谷が正体を隠さずはなせる人物(いや、精霊みたいなものか)です。この九谷とキョウの掛け合いも面白いです(というか、もしかして鏡が割れたらゲームオーバー!?)

この九谷の話をメインに、各火魅子候補や重要人物達のシーンが展開していくので一巻はほぼプロローグ扱いになっています。
九谷と火魅子候補の星華、伊万里達が出会い、耶麻台国復興の第一歩と言うところまでです。

ゲーム版だと、重要そうだとおもっていた副王だった伊雅が速攻死んでしまうのですが、小説版では九谷を心酔するおっさんキャラとして登場していますね。基本女性陣ばっかな作品なのでこういったオヤジキャラがそこそこ登場してくるのはいいですね。





トップへ戻る





各種レビューです。


あなたは

目の訪問者です。


Copy Right comicafe Co.,Ltd. Since 2005