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雷鳴の女剣士―ホルス・マスター〈5〉レビュー

雷鳴の女剣士―ホルス・マスター〈5〉
嬉野 秋彦 (著)

(ファミ通文庫)

ジュリオ、オワタ\(^o^)/


ホルス・マスター第五巻、弱小国家カルバディーンに雇われたアルハイムだったが、ジュリオの姑息で彼らしい人質作戦により王女様が浚われてしまったと言う展開からの続きとなります。

一緒に浚われたディミトリアスは何とか助け出せましたが、王女はさすがに三人もの剣王が揃ってはそう易々と助け出せないと言うことで奇襲をかける事になり、交渉にジュリオが出向いている間にアルハイム、プルプリッサ、そして何故かアルハイムとディミトリアスの事を知る美女ベルタルダさんが剣王連合軍に取られた都市レルトフに向かうことに……と言う展開ですね。

もう、この国は国王からして駄目駄目な重臣ばかりで、重役を三つも担っているユーグさんが可哀想です。
と、そんな大ピンチですが、アルハイム曰く自分とベルタルダさんとプルプリッサなら剣王三人くらいどうとでもなるそうです。

まあ、魔法一辺倒のアーシェラさんを除くとブルゴとジュリオは何で選ばれたのか分からない程度ですし、フェイフォンもアナベル様が自分より強いとは思わないみたいなこと言ってたので、アナベル様より強いアルハイムが負けるわけないですよね。とすると、さらに七星剣士団創設メンバーにスカウトされた事もあるユーグさんまで加わるとどう考えても戦力的に負ける可能性がさっぱりです。

なにしろ、この世界観では一般兵は千人集まっても勝負にすらならないので、都市を守る城壁越えられる事さえ防げればカルバディーンの方が有利な状況になってますね。

しかも、ジュリオがアルハイムと出会い頭に斬られてしまい、戦力ダウンと言う状況(軽傷だけど、回復魔法の使い手がいない)そんな状況で総力戦と言うことに……。

ただでさえそんな状況なのに、アルハイムの策により馬防柵と落とし穴、ボーラに奥様戦隊(国民皆兵状態)まで念入りに投入されてもうジュリオ、オワタ\(^o^)/


最終的には危うく壊滅仕掛けたところへ魔剣王レオニードが仲介に現れ終戦。

その後の会談で色々謎が残ったモノの、戦争は終わり新たな旅へ……ーと思ったら、プルプリッサ離脱(むしろ放置)な展開になってしまいました。

シリーズ的にはこの辺りまでが物語の始まりみたいな感じですからね、ここから物語が急展開になり、登場人物が大変な人数になってしまいますよ。




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