comi cafe

レディ・ガンナーの冒険 レビュー

レディ・ガンナーの冒険
レディ・ガンナーの冒険
茅田 砂胡 (著)
(角川スニーカー文庫)

クマ逃げて、マジ逃げて!


レディ・ガンナーの冒険は、近代西洋風の架空大陸を舞台としたアクション作品です。

大災害により沈没した東大陸から船で人間たちがたどり着いた西大陸には動物に変身出来る人間たちがいて、共に暮らすようになってから500年。
大陸東部沿岸に東からやって来た人間(無形種)と元々この大陸に住んでいた変身出来る(異種人類)は、その違いからか過去に戦争することもあったモノの現在は友好的になっています。

そんな中沿岸国家バナディスの外務補佐官の娘、キャサリン・ウィンスロウ(14)の元に、昔交友があったヴィルドナの公爵からの手紙が届く所から始まります。

公爵から助けを請われて外国へ向かうことになるキャサリンでしたが、船が嵐のせいで出られないので荒野を抜けることにしますが、お嬢様が出歩くような土地ではないので用心棒を雇うことになるのですが、その用心棒たちはインシードと呼ばれる無形種と異種人類の血を引く存在であり本来は変身出来ない筈なのに変身能力を持っている特殊なインシードでした。

おそり来る刺客等を蹴散らしながら、この事件の裏にある陰謀を解き明かすといった感じの作品になっていて、ただのアクション物とはちょっと違って異種族間の問題や政治の問題などを取り入れた割と深い作品ですね。

難しそうに思えるかもしれませんが特にキャラクターが魅力的に書かれているので、キャラクターに引っ張られるかのようにスラスラ読めるのが良かったです。




トップへ戻る





各種レビューです。


あなたは

目の訪問者です。


Copy Right comicafe Co.,Ltd. Since 2005