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マブラヴ〈5〉ALTERNATIVE 再起　レビュー

マブラヴ〈5〉ALTERNATIVE再起
北側 寒囲 (著), アージュ (著)
(集英社スーパーダッシュ文庫)

『マブラヴ〈5〉ALTERNATIVE 再起』はアージュ原作の超王道学園アドベンチャーゲーム、マブラヴのノベライズ作品です。

武ちゃん、うしろ、うしろっ！！

アンリミテッド編のオルタネイティブ５発動により地球が放棄された記憶と、２年の間鍛え続けた身体を持ったまま再び２００１年１０月２２日へ舞い戻った武ちゃんが、オルタネイティブ５発動を止め、オルタネイティブ４の完遂を目指し横浜基地へ向かうことになります。

前の世界での知識と技術を持ったままなので、今回は前回違い訓練でおいて行かれることもなく、逆に分隊メンバーを引っ張るくらいに成長しています。
少しずつ、行動を変え状況を変化させていくのはある意味プレイヤー視点と同じですよね。あのとき、ああしておけば良かった見たいな。

基本は原作のゲームと同じなのに、武ちゃんが元の世界へ戻り夕呼先生の前で敬礼シーンが無かったの残念です。あのシーンが前半部では格好いいシーンなのに……。

行動を変化させた事により帝国内でクーデターが発生、そこで冥夜の双子の姉、煌武院 悠陽殿下と出会います。この内戦で武ちゃんの考え方が大分変化していきます。

正直、このクーデター（１２・５事件）までは、武ちゃんにとってはかなり上手く事を運ぶことができたのだろうと思いますが、演習でのＢＥＴＡの強襲（夕呼を始めラダビノッド司令は当然知っていたでしょうが）により、横浜基地はかなりの打撃を受け、武ちゃん自身も撃破されてしまうと言う事態に自信を喪失してしまいます。

そんな武ちゃんを励ましに来たまりもちゃんでしたが、あの（個人的に精神的大打撃を受けた）ヴェナトルにより……。

５巻は予想通りここで終わってしまいますが、ここからドン底へ突き落とすシナリオがどうなるのか楽しみです（楽しみ！？）



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