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マブラヴ〈6〉ALTERNATIVE 流転　レビュー

マブラヴ〈6〉ALTERNATIVE流転

北側 寒囲 (著), アージュ (著)
(集英社スーパーダッシュ文庫)

『マブラヴ〈6〉ALTERNATIVE 流転』はアージュ原作の超王道学園アドベンチャーゲーム、マブラヴのノベライズ作品です。

サンタウサギ……

前巻のラストからの続きとなりますが、最初に夕呼先生とまりもちゃんの回想で、まりもちゃんが国連軍に移った頃の話ですね。

武ちゃんの目の前でＢＥＴＡに食べられてしまったまりもちゃんに黙祷……。

このショックで元の世界（正確にはよく似た世界ですが）へ逃げ帰ってしまいます。
これで絶望的な世界から逃げられたと思っていた武ちゃんでしたが、ここから本当の絶望が始まります。
もう止めて、武ちゃんの精神力はもうゼロよ！！　と言わんばかりの展開がスゴイです。なにもここまでしなくてもと思えるくらいに突き落としてくれます。

全てを失ったかに見えた武ちゃんでしたが、やはり夕呼先生は天才だったみたいです。この運命を断ち切る方法を示してくれただけではなく、再びあの世界へと送り込んでくれるとか……天才すぎです。

再び戦うことを決意した武ちゃんの目の前に現れた００ユニットとなった純夏、これは予想通りの（他にないだろう）展開で、あの脳髄が純夏だったワケです。

とは言え、ＢＥＴＡを殺すことしか考えられない純夏を安定させるため武ちゃんが思い出のサンタウサギをプレゼントします（このウサギが最大の伏線でしょう）


ここから本格的にＢＥＴＡへの反攻作戦が始まります。



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