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お・り・が・み 外の姫 レビュー

お・り・が・み 外の姫
お・り・が・み 外の姫
林トモアキ (著)
(角川スニーカー文庫)


ペンギンは飛べないよ


今回は鈴蘭覚醒、みーこ覚醒回となるお話ですが、魔人の組織ゼピルムと神殿協会の対立に巻き込まれる展開になっています。

相変わらず残念な神殿協会の勇者、長谷部 翔希がみーこをつれてゼピルム側に行ってしまったりしますが、彼は主人公ではない上、周囲の連中があまりに強すぎて今回もたいした活躍はできなかったりします。
人間の中ではトップクラスの実力なのに……。

さらに、鈴蘭は伊織家の地下迷宮に住んでいる三人のアウターに協力を求めることになりますが、イワトビー(氷帝イワン・トビノフスキー)・最上級のワイトである大魔導師リッチ・火龍の番人を務める鬼、ほむら。
この三人は紛れもないアウターであり、洒落にならないくらい強いのですが、全く役立たずに終わってしまいます。
鈴蘭とのバトルではおそらく手を抜いて戦えるほどの実力も頭が悪いとなんのやくにも立ちませんね。

それにしても魔王化している鈴蘭は怖ぇ……たしかにアウター級でも戦えるのが納得できます。

今回の登場人物のほとんどがアウター、もしくはそれに匹敵する実力者ばかりでしたが、その中で一番実力が微妙なのって翔希ではなく、カッコ(魔人VZ)じゃないかなと思います。
かなり強いのは分かるんですけど、翔希には勝てても、アウターには勝てないんですよね。(自称アウターですけど、どう考えても無理)
今後の成長株でもあるキャラだったりしますけどね。
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