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楽園の魔女たち―月と太陽のパラソル〈後編〉 レビュー

楽園の魔女たち―月と太陽のパラソル〈後編〉
楽園の魔女たち―月と太陽のパラソル〈後編〉
樹川 さとみ (著)
(コバルト文庫)

エイザードマジ泣きしそう


楽園の魔女たちシリーズ十六巻目となる今作は、行方不明の夫を捜すため船旅に出たマリアはちょっとした冒険とも言える旅の末、やっとの事で夫を見つけたかと思いましたが、なんだかちょっと違いそっくりさん?
等と困った状況になっているところからですね。

ジェイルのそっくりさんが居た島には他に誰もいない場所でしたが明らかに人工物の扉があり調査することになり、マリアを中心としたメンバーで洞窟を探索します。
そのメンバーには前回マリアを怒らせて瞬殺された元・上級魔術師のオウエン・レン・カインさんも加わってますね。まさかの再登場キャラです。

オウエンさんは予想以上に今回活躍していると思いましたね。今回は師匠のエイザードはもとより弟子たちもバラバラに行動してますから、マリアにあれこれ言える役の人が他にいないんですよね。女戦士のレサはマリアの言うことに特に文句言ったりしませんし。

しかし、終盤は一気に状況が変わっていくので勢いがありましたね。めずらしくエイザードが仕事してますし、全員一気に大集合な感じがワクワクしました。

色々世界の謎っぽい話も出てきたんですけど、一番気になるのは一連の事件の現況である守護者バルグイーリに『魔王――!?』とか呼ばれてますが、エイザードって一体何者なのかと言う謎が一層深まった感じはありましたね。

ラストはちゃんとジェイルも見つかり大団円と言った終わりとなって、結局マリアはローカイドへ戻って来ますが、そこでみんながマリアの事をお客さん扱いするジョークはほほえましくてとても良かったです。




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