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楽園の魔女たち―この夜が明けるまで レビュー

楽園の魔女たち―この夜が明けるまで
楽園の魔女たち―この夜が明けるまで
樹川 さとみ (著)
(コバルト文庫)

実はすごく運がよさそうだ


楽園の魔女たちシリーズ六巻目となる今作は、どこからどうみてもロリータな人妻のマリアが主役となる話です。

ある日、ロルゲン税務院のヴェラトラム・ササは脱税者から押収した品の中にあった呪いの壺により、呪いを受けてしまいました。

呪いを受けたヴェラトラムさんはただ出勤するだけで、暴走馬車が突撃してきたり、四階ほどの高さから石の彫像が落っこちてきたり、橋が倒壊したりと数々の災難が彼を襲ってくるようになってしまいました。

しかし、当の本人であるヴェラトラムさんはまったく災難に遭っていることに気がつくこともなく、普段通りすごしています。なにしろ、魔術師とかドラゴンが存在する世界観なのにまったく超常現象を信じようとしない人でした。

とは言え本人は困っていなくても周囲は死ぬほど困っていたりします。今回はマリアがヴェラトラムさんの家へ家政婦として向かうことに。
そこで出会ったのはヴェラトラムさんの甥コニアム少年でした。家政婦を追い出そうと色々がんばってますが、相手が悪いです(いや、殿下とかサラよりマシか?)水をいきなりぶっかけられてもマリアは全然気にすることなく仕事をこなしてしまいました。

今回は一応他の弟子たちも裏でがんばってますがほぼマリア回となっていまして、前のファリス回とかダナディア回に比べると意外と上手くことを進めているなと思いました。
この依頼を他の弟子たちが受け持ったらと思うと……やっぱり怖いですね。とくに殿下がどうでるのかは気になりますけど。






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