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楽園の魔女たち―課外授業のその後で レビュー

楽園の魔女たち―課外授業のその後で
楽園の魔女たち―課外授業のその後で
樹川 さとみ (著)
(コバルト文庫)

Bサラ先生男前すぎる


楽園の魔女たちシリーズ九巻目となる今作は、いつもクールな鉄面皮のサラ・バーリンが学院時代の友人が経営する私立学園で発生した事件解決のため女教師として赴任する話です。

ことの発端は、サラの学院時代の友人であるティルティスが経営する学園の学長(50過ぎのおっさん)が、ある夜何者かに殴られ何故か全裸で池に浮かんでいる(死んではない)と言う見たくもない奇妙な事件が発生したとのことで、ぜひサラに解決して欲しいと依頼がくることになったのですが、サラは教師として学園に赴任することになったのでした。

私立リトラド学園は問題児とよばれる子供たちが集められた学校であり、新しく赴任する女教師(この世界では女教師は少ない)に嫌がらせをあの手この手で仕掛けていくのですが、どう考えても格が違いすぎました。
どんな手を使おうともまったくサラに勝てる気配すらありません。というか完全に主導権を握られてしまってますね。

元々実家の事情等で、もてあまされた子供が集められただけなので、基本的に性根から腐っているような生徒はいませんから、あれよあれよという間に自ら勉強したりボランティアしたりということに……。

しかし、親の方は腐っているらしくサラが遂にぶち切れてしまい【Bサラ】になってしまいました。

もちろんこれも計画通りなんですけどね。

ちゃんとどうでも良い本来の事件も解決してめでたしめでたしなんですが……。是非、サラさんには学生としてもぐりこんで欲しかったなぁ〜と思ったり。





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