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左遷も悪くない レビュー

左遷も悪くない 左遷も悪くない
霧島 まるは (著)
(エンターブレイン)

むしろ栄転じゃね?


小説家になろうに連載されたWeb小説を書籍化した作品です。

物語は中世風の世界観の中規模の国ミルグラーフ王国で、軍人ウリセスは長らく続いた戦争において数々の戦功をあげましたがマジメで堅物だったことが上官受けせず国境沿いの町レミニへ左遷されてしまいます。

連隊長としてレミニへ赴任したウリセスは鬼のようなしごきで兵士たちから恐れられていて、上層部ににらまれていたためあること無いこと言われていますがウリセス本人も兵士を鍛え上げる事にしか興味が無かったため気にしていませんでした。

しかし、そんなウリセスの元へ縁談が舞い込みます。結婚に興味なくただ、丁度良い年齢と時期(休戦中)だったため相手に会うこともなく結婚を決めてしまうのですが、その結婚相手であった女性レーアがウリセスに変化をもたらすことになりますと言った感じの導入ですね。

基本は堅物のウリセスと貞淑なレーアとの日常ですが、それぞれの兄妹たちが関わりウリセスが少しずつ柔らかくなっていくのがニヤニヤでる作品ですね。

ファンタジー作品でも無く、普通の恋愛モノでもないちょっと変わった作品ですが、完璧超人に見えるウリセスが実は日常ではちょっと抜けている所とか面白いです。

正直一巻完結じゃなくて続きが読みたい作品ですが、どうなんでしょうね。


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