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イース1―天界へそびえし魔塔 レビュー

イース1―天界へそびえし魔塔
(著・大場 惑)
(ログアウト冒険文庫)


アドル漂流伝説の幕開け


日本ファルコムの二大シリーズの一つイースを原作とするノベライズ作品です。

原作のゲームを知っている人でも十分に楽しめる作品になっています。
内容はイースシリーズの原点とも言うべきエステリアでの冒険となっています。

もちろん主人公は、後に赤毛の勇者と呼ばれることになる少年アドル・クリスティンその人、物語はアドルが嵐のドゥアール海を渡りエステリアのトゥテップ島へ漂着するところから始まります。

これがアドル初の冒険にして初の漂着となってしまいました。
その後、このネタがお約束となってしまい、アドルはよく漂着、漂流を体験することになるのでした。
アドルは占い師サラの予言に導かれることになるのです。

この辺りは初期のイースしかプレイしたことの無い場合だと訳がわからないとこだったりします。いきなりミネアの入口に突っ立っているだけなので。
あとは、原作とは違った部分が良かったですね、たとえばドギとの出会いのシーンとかが特に。なにしろ原作では壁をぶち破っての登場ですから(何度も破ってくれますけど「いいかげんにしろよ! この かべを こわすのも たいへんなんだぜ!」だったから)笑えます。
最後のダルク・ファクトとの激闘のシーンもお気に入りだったりします。
この小説、はっきり言って手に入りにくいですけど一読の価値ありですよ。


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