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遥かに仰ぎ麗しの レビュー

遥かに仰ぎ麗しの
遥かに仰ぎ麗しのはPULLTOPより発売されたアドベンチャーゲームです。

司先生無茶しすぎです。

人里離れた僻地と言っても過言ではない場所に存在する凰華女学院分校に教師として赴任する主人公の滝沢 司。

凰華女学院分校は、全寮制でお嬢様ばかりが学ぶ学園ですが、実際にはそれぞれ問題を抱えていて学園に閉じ込められているような境遇の子もいたりするある意味鳥かごのような場所です。

司は親に捨てられて養護施設で育った過去があり、様々な境遇でここにいる生徒たちと交流して救っていくような感じのストーリーとなっています。

ゲーム的には本校系と分校系（本校から来た場合とこちらにそのまま入学した場合）のどちらかのクラス担任となるのですが、シナリオライターがそれぞれ別の人らしく全く別の印象を受ける物語を楽しめます。

基本的に司先生の視点で進むのが分校系、ヒロインの視点が交互に入るのが本校系となっています。

選択肢はほぼキャラ選択のみなのでゲーム要素はそれほどなくノベルゲームに近いですかね？

選べるヒロインはそれぞれ三人づつの計六人、そのほか立ち絵のあるキャラもいますがサブキャラが魅力的なＰＵＬＬ ＴＯＰ、案の定攻略不可です。

メインヒロインたちは本校、分校で選ばれていない場合はほぼ関わりが無く（理事長のみやびとイベント企画者な美綺は出番多め）出てきてもキャラ設定がなんだか違う感じもします。

まあ、ライター二人だからとそのあたりはあきらめますが、この司先生かなり過去の親に捨てられた経験がトラウマになっているのかヒロインたちを本当に命がけで助けようとしてくれます。
ちょっと無茶しすぎなんじゃないかと思ったりもします（旧軍の戦闘機を勝手に直して飛ぼうとか正気じゃないし）

割と最初にヒロイン選択がある為、共通ルートは少なくメインシナリオは全部含めるとかなりのボリュームがあります。

総評的には司先生の無茶振りについていければ神ゲーと言ってもいいくらいの良作です。

まあ、教師としては色々難ありかもしれませんが……（生徒に手を出すの早いよ！）



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