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トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2 レビュー

トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2 トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2
アトリエシリーズの12作目。


毒舌すぎる……トトリ恐ろしい子


ガストのアトリエシリーズ第12作目です。

トトリのアトリエ
ロロナのアトリエの続編として制作された作品となっていて、前作のエンドから4年後のアーランド共和国(アーランド王国と周辺の村等が合併して建国された国)を舞台にロロナの弟子トトリ(トトゥーリア・ヘルモルト)が錬金術師兼冒険者として行方不明になった母親を捜す物語です。

前作に比べると目的がはっきりしているのでロールプレイング作品としても完成度が高くなっているのが大きな違いですかね。

グラフィック、システム周りの進化も凄かったですね、3Dキャラが原画ベースになっているので違和感も少なくなっていますしモーションも前作やアルトネリコ3の時より自然になっているのも良かったです。

戦闘システムも『これってアトリエシリーズ!?』と思わせるくらいしっかり出来ていて、ボス戦は最早ゲームが違うんじゃないかと思える位でした。

戦闘バランスもかなりしっかり作ってあって、終盤でも楽しめるような隠しボスもいます。逆にギリギリの敵相手でも一発逆転の必殺技はどれも強力でギャグ系の技からスタイリッシュな物まで様々です。

肝心の物語は、メインストーリーの出来が凄く良くできていて前作とは比べものにならないほど広大な世界を旅することができるようになっています。

前作はちょっと中盤グダグダになりがちだったんですけど、冒険者ポイントをある程度集めて置かないとバッドエンドになるので、ある程度錬金術と冒険のバランスをとる必要が出てきて緊張感が会って良かったですね。

ただ、ちょっとトゥルーエンドの条件が厳しすぎるので一週目ではまず無理でしょうね。二週目に装備を資金を引き継げるので一週目はとりあえずノーマルエンドを目指せば大丈夫かと思います。

ゲーム性はちょっと一部バグが残っていることと、時々フリーズ(ロロナの時に比べればマシ)することさえ注意しておけば高い完成度を誇っていると思います。

一応前作をプレイしていないと意外と重要な部分で分からないところが出てきたりするので、是非前作をプレイしてからがおすすめですね。

しっかし、トトリの毒舌に翻弄される前作キャラの人たちが面白いですね。天然毒舌娘なトトリは前作のロロナに比べるとモテ度が低くなっているような気もしますが、ステルクエンドは師弟対決が最高ですね。

と言うかガスト的にはステロロが正史なんでしょうかね。ジーノくんエンドもそんな感じでしたから。

今作の登場人物はサブキャラまでかなり濃いキャラが多くなっていてステルス能力を持ったお父さんとか、ヘタレのペーターさんとか、腐女子のフィリーさんとか……。

ネタバレですが、母親のギゼラさんはほとんど出てきませんでしたがあそこまで作ったのなら隠しキャラとしてパーティーキャラとして使いたかったですね。

あと、ピアニャは続編の主人公の可能性が結構高いようにも思えますが、これ以上アーランドで冒険するのは無茶なんじゃないかと……ほとんど制圧済みですからね。
次は飛行機でも作らないと行動幅が厳しいんじゃないかと…………あ、もしかして遂に宇宙へ……ないか。

(追記)

結局トトリはアールズ(アーランドへ併合)にずっと残っているような気がするんですが、ピアニャとかどうなっちゃったんでしょうね?

例のみんな14歳エンドとかこの4人の魔女を止めるためにピアニャが立ちはだかって欲しいですね。

そして何より謎なのはペーターの奥さんって一体誰なんでしょうか?
少なくともツェツィさんでは無いことは確からしいのですが……?
(追記)

ヴィータ版のトトリのアトリエ Plus ~アーランドの錬金術士の方がPS3版よりも出来がよさそうな感じがしますね。

おまけ要素が増えるのは後から発売されるから当然ですが、グラフィックが調整されていて本作であった違和感が軽減されていますね。

これでロロナもリメイクしてあげて欲しいものですが、どうなんでしょう。ロロナだと完全新作作るのと変わらないかもしれませんね。



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