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メタルエンジェル3 レビュー

メタルエンジェル3

ビクター インタラクティブ ソフトウエアから発売されたメタルエンジェルシリーズの三作目です。

膨大なイベント数にびっくり

メタルエンジェルの第三弾となるこの作品は物語上の繋がりもある物になるのですが、この３はシステム、物語、テンポの良さ、イベント数が膨大であることなど高水準の作品となっています。

３では３対３のチームバトル戦を一ヶ月に一回、前期と後期の二シリーズ戦うのですが、シナリオ有り無しでかなり敵の強さや、育成方法が変わることになるのも最低でも二回はプレイできるようになっていますね。

コーチである主人公が育成する選手は桜小路彩香、和泉つかさ、恵の三人です。
彩香は１、２からの繋がりがあるキャラで、チームのリーダーです。
シナリオモードでは最初からいるキャラクターの為鍛えやすいですね。高飛車モードの時は容赦なくしかってあげましょう。基本はほめるかはげませば大丈夫、多少放っておいても問題はないです。
デートはおこのみ焼きとケーキ屋、ブティックが安全圏かと思います。

つかさは、ほめすぎるとすぐに日本一モードになるので、はげますか、しかるようにしましょう。デートは好き嫌いが多く、レストランとおもちゃ屋が安全圏ですね。

主人公の妹である恵は週二回は会うようにしないとすぐに嫉妬モードになってしまう困った子なので、前回会いに行った日を忘れないようにしないといけません。
デートはファンシーショップ、カラオケ辺りがいいでしょうか、恵はちゃんと会いに行っていれば多少調子に乗らせても大丈夫ですね。

シナリオ有りの場合は基本的には敗北は許されない（後期）と思って鍛えなければならないですね。決勝に残れなければゲームオーバーになってしまいますからね。

三人は鍛え方次第でどのようにでも育つのですが、下手にバランス型にするよりは一点集中で鍛え上げる方が効率がいいです。
多彩な技を覚えますが、使えない技や効果が低い物は思い切って禁止にしてしまったほうが、無駄な行動を避けることができます。
終盤は２人技、３人技を使うよりもとにかく回復役の相手を行動する前に瞬殺、もしくは行動不能に陥らせれば勝利しやすくなるため、投げや、転倒するような技が効果的です。

まあ、とにかく戦闘ではスピード重視で一撃必殺を心がけましょう。

プレイヤーのチーム以外のキャラクターもイベントが多数あって（ほとんどは選手同士の掛け合い）全イベントを網羅するのはすごく難しいです。

主人公は無口な人ですが、行動が結構面白いですね。というか、主人公は一体何者なのかよくわかりませんし（なぜコーチになったとか不明です）
管理人的に一押しキャラはプリティーガールズの浅川小夜乃です。何時も裏でなにやら企んでいそうな不思議キャラですね。小夜乃と恵の掛け合いは誰もツッコミがいなくて笑えます。
ゲーム自体の難易度は初回プレイではちょっとキツイぐらいです。序盤負けても後半で盛り返すのは可能なので、シナリオモードならクリアは二、三度セーブロードを駆使すれば可能かと思えます。

シナリオ無しで、前期後期両方優勝の場合のみ、全米一位のチームブリザードと戦えますが、恐ろしく強いので中途半端な鍛え方では勝てないです。

一回のプレイ時間は１０時間以上かかると思うのでやり込みも含めて十分楽しめる作品だと思います。

（追記）

これだけの完成度を誇る作品なのに続編が出ないというのも勿体ないと思いますが、あまり人気が無かったのでしょうか？

確かにイベント数は膨大ですけれど、ストーリーの分岐がほぼ無し（終盤の勝敗でちょっと変化アリ）と言うのが飽きやすい、通常の育成モードで行動パターンが一年を通してほぼ固定（そうしないとサボリが発生）等がちょっとゲーム性を失わせていたとも言えるかもしれません。

ですので、是非完成度を更に高めたストーリー分岐アリの新作を発表してほしいなぁ……と思ったりするのですけれど、どこかが版権買い取ってＰＳ３で作って欲しいですね。



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