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高機動幻想ガンパレード・マーチ レビュー

高機動幻想ガンパレード・マーチ
第五回日本ゲーム大賞優秀賞作品。

吸い出しで見ることができる、未完作の方がすごい……

開発元は一癖どころか二癖三癖あることで知られるメーカー、アルファシステムの作品です。

発売当時は残念ながらマイナーな作品でした（電撃プレイステーションの読者は別だろうが）
しかし、発売からしばらくすると、口コミ、ネット等で恐ろしい程濃いファンを多く生み出すことになります。

ＡＶＧプラスＳＬＧですが、システムが複雑、プレイの方法はプレイヤー次第で変わっていきます。
昇進無し、スカウト縛りとか、幻獣を増やしてみるとか、移動射撃封印とか、スタートすぐに熊本戦を発生させるとか、そういった制限付けると難易度が跳ね上がって面白くなります。

スカウト縛りは、幻獣増産プレイと兼ね、更に５１２１小隊の自分以外を戦闘に参加しないように機体や車両を破棄しておくと面白いくらい悲壮な世界観になります。
（おまえはどこのストーム１だ？）

戦争物ですが、戦闘しないでプレイも可能です。
自由に行動して自分なりのプレイ方法を見つけるのも、このゲームの楽しみ方だと思います。

更に、この作品は一週目をクリアするとクリアランクによってボーナスが付いた状態で二週目を始めることができます。
ただ、二週目は一週目で仲間だったメンバーの四人から選んでプレイすることになります。

二週目からは一部のシーンで音声が入ったりします。一週目にはボイス無しなので、キャストの意味が分からなかったんですけどね。


キャラクター別に色々なやり込みがある作品だと思います。

ところで、この作品は結局発売元の圧力と言うか、色々な事情で、未完成の状態で発売されてしまった作品です。
本来のシナリオの一部しかプレイすることができないようになっています。

ただし、隠しコマンド（発売元に報告無しに入れた）により、他のキャラクターでもプレイできるようになっています。
まあ、バグ取りがちゃんとしていないキャラシナリオや、完成しない状態のシナリオがある上、このプレイはメーカー保証外なので注意しましょう。

『まず、クリアデータ入りメモカを挿し、タイトル後五分くらい放置（絶対なにもしない）二度目のタイトル状態になったらＲ３ボタンを押します。その後、スタートロードの画面になったらＲ３とＬ３同時に押します。ロード画面になったらクリアデータを選択します。そうすると他のキャラクターでもプレイできるようになります。（ただ、タイミングがシビアなので失敗することもあるそうです。管理人は１００％成功していますが）』
ちゃんと、アナログボタンは押し込みましょうね。

管理人は滝川単機縛りの、エースプレイが大好きです。

（追記）

ゲームアーカイブスで配信されてますが、現在唯一の攻略本とされる電撃ガンパレード・マーチも９５０円で配信されています

当時は手に入れることができなかった本が簡単に手に入れられると言うのは便利になりましたね。
これもある意味電子書籍なんでしょうが、過去の雑誌とかも配信されたら嬉しいですね。
アーカイブスのゲームは下手するとネットでも情報があまり手に入らないものも多いですから……。

（追記２）

ガンパレには没シナリオが（上記の全員プレイ方意外に）収録されていて、実は本編よりボリュームがあると言う謎仕様。
詳しくはドラマＣＤで補完できる内容ですが、グラフィック有りだとやっぱり違いますね。

特にちび舞の３Ｄモデルがちゃんと存在することには驚きです。

アルファシステムは本当はどこまで開発するつもりだったのかを考えるとおもしろいですよね。




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