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剣王たちの黄昏―ホルス・マスター〈12〉レビュー

剣王たちの黄昏―ホルス・マスター〈12〉
嬉野 秋彦 (著)
(ファミ通文庫)
調子に乗るから……(何事もほどほどに)
ホルス・マスター第十二巻、ジュリオの十八番とも言える手段人質大作戦によりレオニードの妹ミレーユとアルハイムの妹ディミトリアスが誘拐されてしまったあげく、大国ブルガンディ王国まで誘って大戦争の引き金を引いてしまいましたと言うところからの話となっています。
動くに動けないアルハイムと分かれたプルプリッサは領土を強襲されてしまい、現在はシュシェルバコフ流の本拠地サモワサッフに立てこもったアナベルに協力することになります。
こっちの相手は感は良い物の頭は悪いブルゴなので、まんまとアナベルたちの策にはまってますけど……。
そのころのアルハイムはミラードとの戦いの傷をいやすため辺境の一家にやっかいになることになるのですが、レオニードとガングリルがそれぞれやってきてジュリオの策、自分で勝てないならアルハイムとレオニードで戦ってくれないかな的な酷すぎる内容を説明してくれました。
ここまで言うと死亡フラグどころか滅亡フラグと言っても過言じゃないですよね。
結局はアルハイム対レオニードのバトルはレオニードが僅かに優勢(回復魔法まで使える)だったのですが、思いがけないアナベル&プルプリッサの奇襲、一緒に動くように言った兄が動かない、飛び地の自分の領土が弱小国家カルバディーンに潰されると言うあり得ない事態にパニックになってしまい、あろう事か激怒しているアルハイムと一騎打ちをすることに。
うん、それ無理。
あっけないまでの最後を遂げることになり、バルタージュはそれなりに領土を手に入れたモノの作戦の発案者であるジュリオを失うと言う事態になり、レオニードは実は女だったことが判明したりと発見だらけな今回。
一番得をしたのは間違いなくカルバディーン王国でしょうね。弱小国家であり侵攻なんかあり得ないはずなのに領土まで得てしまった(レオニードのお礼にジュリオ領の一部割譲)のですから。資金あり、武器生産地のラムカーナを手に入れ、資金は膨大……これは恐ろしい国家の誕生かもしれない。
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