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時代の巫子シリーズ レビュー

青竜、目覚める―時代の巫子
朱雀、消滅―時代の巫子
白虎、暗躍―時代の巫子
玄武、燃える―時代の巫女
麻城 ゆう (著)
(角川スニーカー文庫)
まるで打ち切りされたかのごとく
とてもおしかったと管理人が強く思っている作品です。近未来物なのですが、すでに未来ネタの幾つかが古くさくなってしまっているのはご愛敬だと思います。ただ、この日常が壊れる系の展開は初めて読んだときは特に、この先どうなるのか楽しみでした。
管理人が一押しなのは、主人公の白竜が返変身した天野ゆかりと対峙するシーンは最高に格好いいと思います。
三巻あたりまでの謎が多い物語がとても良く組み立てられているのが面白かったです。
朱乃が登場したあたりは、こいつはいったい何者なんだろうと思いましたしね。
ただ、ちょっとどころじゃなくヒドイと思ったのは、4巻の急展開はあまりにもないだろうとおもいました。
今までの伏線を無理矢理こじつけるような、それこそ、某少年漫画紙の打ち切りレースのような終わり方だったのが残念でした。
最初から4巻で終わる予定だったのかはともかく、風呂敷を広げすぎたのか、伏線をなんとか回収しようとしているのか、とりあえず走馬燈の様な展開で終わりにした感じです。
全10巻くらいじゃないと無理だったと思える作品だと思います。
(追記)
かなり久しぶりに読んでみると、なんだか時代が追いついてしまったなぁ……としみじみ思いますね。
一応、この作品の世界観は近未来だった筈なんですけどね。
エヴァとかでもありましたが、いまだに学校でPCをメインに使うような授業は行われませんし、当時の未来像ってどんなんなんでしょうかね。
(追記2)
今更ながら本シリーズは国家権力が無能なのがおもしろいです。
一応対策を整えている風なのに実は全く役に立たないとか、あれだけ学生が死んでいるのに武力行使が限定的とか無いわー。
普通に銃火器でも通用するのだから学校近くに24時間体制で特殊部隊くらい置くのが普通でしょうね。安全保障関連が今以上にだめだったと言う時代設定だったのかもしれませんけれどね。
まあ、白竜たちの活躍が無くなってしまうから仕方がないのですけれどね。
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