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ウェスタディアの双星〈6〉銀河大乱前夜の章 レビュー

ウェスタディアの双星〈6〉銀河大乱前夜の章
小河 正岳 (著), 津雪 (イラスト)
(電撃文庫)

ユリアヌスは泣いて良いよ

今回は、シャムラバートを舞台にロアキア統星帝国とルフェール共和国が雌雄を決しようとしていると言う前哨戦的なお話ですね。

その為、両陣営の傘下にいる小国もそれぞれ強制的に軍を出すことを強制されてしまいました。

一応、シャムラバートはシャーラを藩王として建てたのですが、両陣営はそれはどうても良いらしく逆らえば制裁を加えると脅してきていますね。

その中にラミアム軍の将軍として参戦することになったユリアヌスがいるのですが、一隻も墜とすなとのご下命が大公より下っていて他が戦っても戦うなとか無茶振りです。

更にルフェールの司令官はどうみても慢心しすぎで、アルファーニでなくともダメだと思える作戦を命令してきます。まあ、ウェスタディア等の小国群の軍を囮にするつもりなのであえてそうしているのかもしれませんけどね。

とは言え今までとは規模の違う大戦争になりそうな予感がビシビシ伝わってきますね。
遂に銀河の命運をかけた戦いの始まりです。


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